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運命の悪戯か、その二人は出会った―――。
“家族”を失わないように全力で闘い続ける男と“家族”を失い全てを諦めた男。
光は失われたはずだったのに……、彼は、その男の輝きに心を奪われる。
「しょうがねぇから、俺がお前の面倒みてやるよ」
その男は、どこか呆れた様子で、それでいてどこか嬉しそうにその手をとった。

 

それから4年後、都内某所の「BlessYou」でそれは起きた。
ウエイターの面接試験を受けに来たのは青年と呼ぶにはまだ早い、宏之。
浩輔は宏之の歪んだ感情を巧みに交わしながら、
時同じくして現れた、「昔の知り合い」礼香に接近する。

幼馴染である朋実の父親の会社は、大企業と呼ばれながら、なぜ倒産したのか。
朋実の親友であったはずの礼香は、なぜ朋実を助けずに逃げたのか。

 

10年前の悲劇の真相を知るために、浩輔の“復讐”が今始まろうとしていた――。

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